ブログ読者の方からMAタイプが変更可能なMACDを、と依頼があり、作ってみました。変更可能なMAタイプは、MT4のデフォルトで準備されている4タイプです。
冒頭画像は、MAタイプ上から、
- 短期MA:Exponential、長期MA:Exponential、シグナルMA:Simple
- 短期MA、長期MA、シグナルMA:Exponential
- 短期MA、長期MA、シグナルMA:Smoothed
- 短期MA、長期MA、シグナルMA:Linear weighted
じっくり検証され、結果を報告してくれることを期待してます。^_^
hj_MACD-100の仕様
- MACDの計算に使用するMAタイプ選択可能
- MACDとSignalライン表示
- MACDとSignalとの差:ヒストグラム表示
このインジケーターでは、矢印サインなど、チャート画面への表示はありません。ここんとこずっと『サブウィンドウ表示インジケーターでチャートへサイン表示する方法』を探して四苦八苦してます。情報収集しても解決策は見つからず今に至っています。
多分、現バージョンのMT4ではできないのでは?、と自分勝手な判断をしています。
USDJPY、1時間足に表示するとこんな感じ。
サブチャートがこのインジケーターで表示してる部分です。
少し縮小
hj_MACD-100 パラメーター
- Fast MA Type:短期MAのタイプ
- Fast MA Period:短期MAの期間
- Slow MA Type:長期MAのタイプ
- Slow MA Period:長期MAの期間
- Signal MA Type:シグナルMAのタイプ
- Signal MA Period:シグナルMAの期間
MAのタイプ
- Simple
- Exponential
- Smoothed
- Linear weighted
表 示 例
ひとつのチャートに4つ表示
価格チャートに表示している移動平均線は、EMA12とEMA26です。
hj_MACD-100、上から順にパラメーターを記します。
常にこれらすべてを表示することはないでしょうけど、自分なりのルール模索、検証にいろいろと組み合わせて試行してみるといいかもしれません。
続いて、時間足を変え、表示期間も長くしてみました。
5分足
15分足
30分足
1時間足
4時間足
日足
いろいろと試行された結果、いい結果も良くない結果もコメント投稿やメールで教えていただけるとうれしいです。
どなたかの役に立つと思います。
価格チャートそれぞれに表示
USDJPY、1時間足に表示。MACD計算に使用するMAのタイプと価格チャートに表示しているMAのタイプは一致させています。
4つのチャートそれぞれの位置に合わせて、表にしています。
Fast MA Type : Exponential Slow MA Type : Exponential Signal MA Type : Simple |
Fast MA Type : Exponential Slow MA Type : Exponential Signal MA Type : Exponential |
Fast MA Type : Linear weighted Slow MA Type : Linear weighted Signal MA Type : Linear weighted |
Fast MA Type : Smoothed Slow MA Type : Smoothed Signal MA Type : Smoothed |
パッと見て、なかなかおもしろい、と感じてしまいました。
hj_MACD-100の課題
チャートの最初の部分の表示がうまくできない。通常だと、データが揃うまでは計算させないようにすると異常表示はなくなるのですが、配列だとうまくいかないみたいです。
最初のデータ計算値が本来のMACD値より大きくなるようで、チャートに表示させてる部分の最初の表示がうまくできません。
もっともこの部分は最初であり、検証上無視できる部分だと思いますが・・・
異常表示部分:価格データの最初
少しづつ右へ移動、、、
この赤矢印の部分がチャート画面上から外れると、正常表示になります。
配列の最初の部分を計算しないようにできないものか、等々、試行してはみたのですがうまくいきません。
実用上、影響はないと判断していますので、今後の課題として残しておきます。
ダウンロード
hj_MACD-100
上記異常表示部分が気になる方には、このインジケーターは必要ないと思います。
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