活用しているMT4のスクリプト、第二弾!
『SELLスクリプト』の作成方法の紹介。BUYスクリプト同様、簡単なので、興味がある方はぜひプログラミングにチャレンジしてみてください。ファイル入手希望の方はご連絡ください。
BUYスクリプトはこちらの記事を見てください。
検証しているFX会社
インジケーター、EA(Expert Advisor)、スクリプトを作成して検証しているFX会社は次の2社です。該当会社のことを知りたい場合には、興味ある会社のリンクをクリックしてください。
- FXTF ゴールデンウェイ・ジャパン株式会社
- XM XM
SELLスクリプトの作成
メタエディター起動 → 新規作成 (MT4 BUYスクリプト記事と同じ)
次へをクリック
MQLウィザード
BUYでは、パラメータを入力しましたが、今回のSELLでは入力せずに進みます。
名前は、お好きな名前をつけてください。
名前・著作権・リンクを確認しOKだったら、完了ボタンをクリック。
エディターの初期画面が開きます。
メタエディターで編集
MQLウィザードでパラメータをセットしなかったので、パラメータはありません。
また、BUYのときに存在した『#property script_show_inputs』もありません。
パラメータ、利用する変数、処理内容をプログラミングします。
全体像は、こんな感じ。
追加したのは、10行目~16行目、23行目~31行目
(パラメータ)11~13行
- input double Lots=0.5;
- 取引数量
- extern int StopLoss=10;
- 損切値:10pips
- extern int TakeProfit=10;
- 利食い値:10pips;
★StopLossとTakeProfitは、正確に10pipsで約定しない場合あり。理由は?。AskとBidでいろいろ試行錯誤しましたが、売買発注と同時に命令した場合にはなぜか少しズレる場合があります。スリッページでしょうか?
これが気になる方は、カウントダウン方式と同じく、売買約定後にStopLossとTakeProfitのオーダーを出すといいかもしれません。
(変数宣言部)15~16行
- int Slippage = 3;
- スリップページの許容pips
- int orderOk = 0;
- 注文が約定したかどうかを受け取る変数
(処理内容)23~31行
- if文
- 通貨ペアの価格単位に各値を合わせる
- 小数点以下の桁数が3または5の場合10倍
- orderOk=OrderSend(・・・・・)
- SELL注文発注。
- 約定したらorderOKには0より大きな数値(チケット番号)が保存されます。
- if(orderOk < 0) ~
- 約定できなかった場合、エラー番号をターミナルのエキスパート欄に出力します。
なお、命令時にStopLossとTakeProfit、Lotsを確認・変更したい方は、次の1行を追加するのを忘れないようにしてください。
『#property script_show_inputs』
コンパイル
ツールバーの『コンパイル』をクリック
エラーがでなければ、SELLスクリプト作成終了。
ファイルのコピーで作成
すでにBUYスクリプトを作成している場合、そのスクリプトからSELLスクリプトを作成できます。
BUYスクリプトが選択されていることを確認後、
メニューバー → ファイル → 名前を付けて保存、と進みます。
BUYスクリプトとまったく同じスクリプトでスクリプト名だけが異なるファイルが作成されます。
以下の赤枠内の個所だけ、変更すればいいです。
- 赤枠内の2行は説明用に2行表示させています。上の行がBUY、下の行がSELLです。
- BUYスクリプト → SELLスクリプトへの変更の場合は、上の行が下の行になるように変更します。
- その後、上の行相当行は削除します。
変更終了したら、コンパイルします。エラーがでなければSELLスクリプト作成終了です。
活用方法
BUYスクリプトと同様、ショートカットキーで利用しています。
登録方法は、、、(BUYスクリプトと同)
ナビゲータのScripts内の2_Sell100.mq4(作成したSELLスクリプト名)上で右クリック
ショートカットキー設定をクリック
コントロールキーとキーを設定して終了。
コントロールキー、キー、それぞれ、ダブルクリックで選択可能、入力可能となります。
これで、AltキーとSキーを同時に押すことで、SELLと同時にStopLossとTakeProfitも発注できます。
(付記)
ナビゲーターショートカットには、FXTFで始まるショートカットキーがありますが、これらはリアル口座開設で利用可能となります。
でも、スクリプトの編集はできません。表示もできないです。それらの機能はFXTFのサイトに説明があります。
現時点では、インジケーター・EA(Expert Advisor)・スクリプトの作成・検証は以下の2社で行っています。入力ミス他、十分注意してはいますが、何が起こるかわかりません。
なので、必ず、デモ口座で検証し、利用可能と判断出来たら、リアル口座で使うようにしてくださいね。^_^
- FXTF ゴールデンウェイ・ジャパン株式会社
- XM XM
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