定年退職後に必要な生活資金は?、年金支給額は?、生きていけるだろうか?、と心配事はたえません。そんな中、気になる書籍「老後資金がショートする」がありました。米国の現状を書いた本ですが、個人として何ができるか、その章だけでも読む価値ありです。
個人的結論は、自分の腕一本で生活資金を産む、です。
退職後の4重苦
老後資金がショートする、で紹介されている退職後の4重苦・・・
- 退職後の余命長期化
- 不十分な貯蓄
- 退職金・年金の減額
- 運用の失敗
さて、どうやって切りぬけよう・・・
内容概略
米国が陥った、退職後の生活水準が退職前の生活水準より大幅に低下した経緯、問題の深刻さ、そして、それらを解決するためには何を考え、何をすべきか、が述べられています。
社会保障老齢年金に必要な資金>集められる資金(税金他)
単純に収入(税収)より支出(必要な給付額)が多い、ってことですね。この問題は大きく、年々悪化していて、将来は貧困に苦しむ高齢者急増です。
現状では、退職後に何もしないとすると、大幅な生活水準低下を受け入れざるを得ない状況。
なぜ、退職に備えた個人の資産形成が、とても困難になってきているのか、
なぜ、社会保障老齢年金の給付が従来より低下しているのか。
年金の実質的な減額、給付額への課税、保険料の増大、等々、まいりますね。
何もせず、時代の流れのままに生きていくこともできますでしょうが、生活水準を維持したままで生きていくために、個人と国、それぞれについて、著者が考える対策は、、、
個人でできること
- 退職時期の先延ばし
- 貯蓄:子供が巣立ち、子供の養育費を貯蓄にまわす
- 現金収入で生活:退職金の元金には手をつけず、その利息や配当金を生活費に
- 平均余命に基づいた資産引出し:平均余命を示す保険数理表に基づいて、余生にすべての資産を使い切る
- 4%ルールの適用:ファイナンシャル・プランナーが推奨する4%ルール「毎年、最初に得た退職金額の4%を毎年引出し生活費とする
- 自宅売却、または担保にして借入をし、生活費にあてる
国としてできること
- 就労期間の延長
- 社会保障制度の維持
- 住宅の純資産価値の活用推進
- 年金制度の大胆な改革
- その他、四〇一(K)についても改善点が述べられているが、なんか複雑で・・・読んでみてください・・・
米国の現状と将来への布石について紹介がありました。
さて、日本はどうでしょう? ・・・・・
老後資金がショートする、書籍情報
- 書籍名:老後資金がショートする、米国に学ぶ破産回避法
- 著 者:チャールズ・エリス、
アリシア・マネル、
アンドリュー・エストゥルース - 訳 者:遠山 勲、
村上 正人 - 発行所:株式会社中央経済社
- 価 格:2000円(税別)
目 次
- 第1章 豊かな退職後に向けて
- 第2章 現状に至った背景
- 第3章 問題はどれほど深刻であるのか
- 第4章 個人としてできることは何か
- 第5章 国としてできることは何か
感 想
退職後、生活水準の低下を受け入れるか、就労期間中に貯蓄するか、退職時期を先延ばしにするか、生涯現役で働くか・・・すべて嫌だ・・・
書籍は、米国での現状を述べていますが、いずれ日本も同じ道を歩むでしょうから。
といいますか、すでに同じ状況だったりして・・・
一生涯同じ消費量で生きていければいいけど・・・それでも市場の原理で価格は上下するわけで・・・
退職後も退職前と同じ生活スタイルを維持したいですよね〜 ^^
やっと自由になれたんですから、人生を楽しみたいってのが本音です。もちろん、長年住んでる街で、退職前と変わらぬ生活、たまに映画や外食、旅行を楽しみたいですし。
ちょっとした列車旅と美味しい食事、いいですね〜 ^_^
一通り読んで、自分の腕一本で生活資金を産む必要がある、との結論。で、今勉強している方向性は間違っていないと自己満足。
人それぞれですが、FXがもっとも老後の生活資金獲得には適していると思います。ある程度資金ができますと、何もしなくても毎月安定収入が得られるシステムが組めます。
試算はできているのですが、資産が不足しています。^^
うまく回り出したら、といいますか、回り出すまでの過程を少しずつ報告します。どなたかのお役に立てれば幸いです。
さて、退職後、生活資金がいくら必要か、気になりますね。高齢化・・・歯科治療、眼鏡、補聴器、いったいいくら必要になるんでしょう。。。
別記事で自分なりの考えを述べさせていただきます。^_^
この本、本屋さんに行くのが面倒な方は、こちらでどうぞ。
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